" ヨミの性格上、集めてチェック、なんて言うマメなことはやらないだろう。 俺はプリントの問題そっち"

" ヨミの性格上、集めてチェック、なんて言うマメなことはやらないだろう。
俺はプリントの問題そっちのけで、この思案に没頭することにした。

まず、目立つことのデメリットは言うまでもない。
注 playgroup香港 victoriaplaypark が集まる、知られているということは、そのまま即ち「動き辛い」と言うことだ。
それにもしも俺のチカラを使った現場を見られた場合、誤魔化すための材料が消えると言うこと。
まあ、こっちは見られなきゃいいわけなんだが。

では初級魔法を知らないことをカモフラージュできるメリットはどうか。
まず、これからの魔力量と属性の検査で誤魔化す必要がなくなる。
次に、図書館で慌て魔導書を詰め込む必要もなくなる。
あとは、今後魔法実技の際に、これまた誤魔化す必要がなくな………あ。

ダメだコレ、却下だ。

魔力がないなら使い魔召喚も出来ないと判断されて、本来の目的に支障が出る可能性がある。
可能性が高いか低いかは置いといて、危険性があるだけでもう議論の余地はない。
そんなことになったら、本末転倒もいいトコだ。app 報價

つーわけで、放課後図書館は決定。
ハルとエートが付き合うと言った場合は、その時考えよう。

思案事が解決したため、再び時間つぶしのプリントに意識を戻す。
はた目にはずっとプリントと向き合ってるように見えたはずなので、問題はない。

教室から出ていく生徒が席順の半分辺りまで来た頃には、ちらほらとプリントを解き終えた生徒や集中力が切れた生徒が出てきたらしく、教室内は微かに騒めき始める。
中には席から離れる生徒も居て、それをツァイが呆れたような視線で見る。

ツァイは学校生活のモラルには結構厳しいらしい。
プリントは終わっているようだが、大人しく自分で自習を始めた。

そういう意味では隣のハルも前のエートも真面目で、プリントが終わって手持ちぶさただからと言って話し出したりはしない。
どうやらいい意味で、このメンバーの精神年齢は高めらしい。

ククルは既に測定を終えていたが、こちらも静かに読書中。
流石にツァイと友人になるだけはある。

俺たちの中で最初のツァイの番になる頃には、俺も魔法関連以外の解答欄を全て埋めていた。
ツァイが前の生徒に声を掛けられたので、なんとなく顔を上げる。

そのまま、ツァイが特に何も言わず教室を出て行くのを見送った。"